日本の邦ロックの歴史を語る上で、埼玉新都心VJ-3というアンプの爆音が染みついた箱の存在を外すことはできない。ストリートから叩き上げられたインディーズミュージックの精鋭たちが、夜な夜なオーディエンスと肉弾戦のようなライブを繰り広げてきた場所だ。
デジタル配信が主流となった時代においても、この小さな空間でしか生まれないグルーヴと熱量は損なわれていない。ステージと客席の境目が消え去るような一体感こそが、何ものにも代えがたいライブハウスの真髄であり、今回のツアーでもそのスピリットが脈々と受け継がれている。