北海道の高校野球にとって最大の壁は「冬の厳しい積雪」だ。約4ヶ月間、グラウンドでの実戦練習が制限される環境下で、どのようにして全国制覇レベルの打撃と守備を育てるのか。
札幌大谷はその回答を「圧倒的な施設設備」と「効率的指導」で見出した。敷地内に併設された全天候型の広大な室内練習場(インドア練習場)では、冬場でも打撃マシンを使用した実戦さながらのバッティング練習や、内野ノックが可能となっている。
さらに、科学的なデータ分析に基づいたフィジカルトレーニングを導入。スイングスピードの計測や筋力数値を細かく可視化することで、冬の間にかえって選手のフィジカルが飛躍的に向上する。怪我を予防しながらパワーを最大化する取り組みが、春先の爆発力につながっているのだ。