SNSや掲示板では、「ゑ」は定期的に話題になる。2026年に入ってからも、X(旧Twitter)上で「えの旧字って、ゑって書くらしいけど、これなんて読むの?」という投稿がバズった。10代〜20代のユーザーからは「歴史の授業で見た」「フォントで見つけてテンション上がった」「書いてみたらかわいかった」といった声が多く、シニア層からは「昔は普通に使っていた」「母の名前にヱが入っている」という実体験のコメントが寄せられた。5chの日本語関連板でも「ゑが消えた理由」を考察するスレッドが立つことがあり、そこでは国語改革への賛否から、文字のデザイン論まで話が広がっている。
特に興味深いのは、若年層の間で「ゑ」が単なるレトロではなく、“映える文字”として受け入れられている点だ。SNS投稿のハッシュタグや、コスメ・アパレルブランドのロゴ風デザインで使われるケースも報告されている。2026年のレトロブームに乗って、若者たちは自分たちの感性でこの文字を再発見しているのである。これは、かつて「死語」と言われた言葉が、別の意味で甦る現象に似ている。ネット上に記録されたこうした反応を見る限り、「ゑ」の文化生命は意外なしぶとさを持っている。