バンドが圧倒的な人気を誇る中でリリースされた作品、それがアルバム『ELEVEN FIRE CRACKERS』だ。当時のELLEGARDENは、インディーズシーンの頂点に立ちながらも、常に自己更新のプレッシャーと対峙していた。その中で生まれた『高架線』は、アルバム全体を漂う張り詰めた緊張感と、突き抜けるようなメロディの美しさが奇跡的なバランスで同居している。
制作当時、彼らは激しいツアーと多忙なスケジュールの中で楽曲制作を敢行していた。過密な日々の中で生み出されたこの楽曲には、華やかな脚光の裏にある孤独や、前に進むしかないという強い覚悟が刻み込まれている。単なるキャッチーなロックソングにとどまらない深い陰影こそが、この楽曲の最大の魅力と言える。