劇場公開と並行して過熱しているのが、動画配信サービスを巡るプラットフォーム間の熾烈なシェア争いだ。ウォルト・ディズニー・カンパニーが主軸に据えるDisney+は、独占コンテンツの拡充によって強力なファン層の囲い込みを図る。一方で、独自のコンテンツ投資を続けるNetflixなど競合他社との駆け引きも一層の緊張感を増している。
劇場スクリーンでの体験価値と、家庭用ストリーミングでの視聴体験をどう連動させるか。この戦略の成否が、今のアメコミ映画マーケットにおける覇権のゆくえを大きく左右する。コンテンツの露出タイミングやスピンオフ作品の展開など、メディアミックスの主導権を巡るデジタル最前線の攻防から目が離せない。