このスタジアムを本拠地として戦うのがロアッソ熊本だ。チームを率いる大木武監督のサッカーは、観る者を惹きつけてやまない。緻密なパスワークと圧倒的な運動量をベースにしたアグレッシブなスタイルは、Jリーグ屈指の面白さを誇る。ポジションにとらわれず全員が連動してボールを前へと運び、相手ゴールを脅かし続けるフットボールは痛快そのものだ。
DAZNなどのライブ配信でも戦術の緻密さは伝わる。だが、ピッチ全体の流動的な動きや、ボールのないところでの選手同士の駆け引き、大木監督の激しい指示の声などは、現地のスタンドから俯瞰してこそ真の凄みが理解できる。90分間足を止めない赤き戦士たちの躍動は、スタジアムで生観戦する価値の最たるものだ。