エーフィの通常色は、太陽の光を浴びて予知能力を高める「たいようポケモン」にふさわしい、神秘的で柔らかな淡い紫色をしています。ところがエーフィ色違いになると、全身の体毛が一変して蛍光調の鮮やかな黄緑色(ライトグリーン)へと変化します。この極端な変色に対して、ネット上では「なぜよりによって緑なのか」という疑問が絶えません。
ゲーム開発の歴史を紐解くと、色違いポケモンが初実装された1999年の『ポケットモンスター 金・銀』(ゲームボーイカラー)当時は、現在のように1匹ずつデザイナーが手作業で色違いの配色を指定していたわけではありませんでした。ハードウェアの容量制限(メモリ制約)の中で、既存のカラーパレットの数値を一定の計算式でスライド・反転させる自動アルゴリズムが採用されていたのです。
紫系統の補色・対照色に位置する緑系統へとデータが自動変換された結果、偶然にもあの強烈なエーフィ色違い緑のグラフィックが誕生しました。第3世代以降はデザイナーによる微調整が可能になりましたが、当時の印象的なビジュアルが「エーフィの個性」として現在まで公式に継承されています。
色彩心理学の観点から分析すると、紫(高貴・神秘・鎮静)から彩度の高い黄緑(異質・覚醒・超自然)への移行は、見る者に強い認知的違和感を与えます。SNSやファンコミュニティの声を検証すると、拒絶反応を示す層がいる一方で、「レトロフューチャー感がある」「エイリアンキャットのようで癖になる」と熱狂的に支持する層に二極化しており、全ポケモン屈指の議論を呼ぶカラーリングとして定着しています。