それから十数年。リアルなアイドルが握手会を行う時代から、アバターを通じた双方向のコミュニケーションが主流の時代へと移り変わった。現在、この言葉を最も頻繁に耳にするのは、YouTubeやTwitchを主戦場とするVTuber(バーチャルユーチューバー)のコミュニティだ。
数万人規模の同時視聴者を日常的に集めるトップ配信者たち。彼ら、彼女らの中で、登録者数やスパチャ(投げ銭)額、そして文化的影響力で群を抜く7人が、ファンの間で自然発生的にそう呼ばれている。生身の人間ではない。しかし、そこにある感情のやり取りは、かつての秋葉原の劇場で繰り広げられていたものと何ら変わりはないのだ。