エアコンの下に冷蔵庫を置くデメリットは、安全性だけにとどまりません。毎月の家計を圧迫する電気代にも決定的な悪影響を及ぼします。その元凶となるのが、熱の干渉によるエネルギーロスの増大です。
冷蔵庫は庫内を冷やすため、本体側面や天面から高温の熱を常に放出しています。一方、エアコンの下部に設置された温度センサーは、直下から立ち上る冷蔵庫の放熱をもろに吸い込んでしまいます。その結果、室内全体はすでに十分に冷えているにもかかわらず、エアコンが「部屋がまだ暑い」と誤認識してフル稼働を続けてしまう現象が発生します。
同時に、エアコンの冷風が冷蔵庫に直接当たったり熱がこもったりすることで、冷蔵庫側のコンプレッサーにも余計な負荷がかかります。お互いの熱効率を激しく阻害し合う悪循環に陥り、年間で数千円から1万円以上の電気代が無駄になるケースも少なくありません。