自己診断によって物理的なパーツ故障が濃厚となった場合、気になるのは修理にかかる実費だ。修理の内容によって数千円で済むものから、新機購入に匹敵する高額請求まで極端な開きが存在する。
故障頻度が高く、かつ費用がかさむ代表例がインバーター基板の破損だ。室外機内に収められているメイン基板は、雷サージやヤモリ等の小動物の侵入、経年劣化によってショートしやすい。基板交換を民間の家電修理サービスやメーカー直営サービスに依頼した場合、部品代と技術料を合わせて2万5,000円から4万5,000円前後の出費となる。
もう一つの代表格が冷媒ガスの漏洩だ。配管の接続部(フレアナット)の緩みや内部配管の腐食によってガスが規定量を下回ると、エアコンは異常加熱や冷却不足を検知して点滅停止する。ガス漏れ箇所の特定、気密試験、再充填作業を伴う修理は、3万円から6万円前後の費用が発生する。事前にエラー内容を把握していれば、業者から不要な追加工事を提案されるリスクを回避できる。