顎関節症は一括りにされがちですが、日本顎関節学会の病態分類に基づくと、主に以下の4つの重症度レベルに分類されます。芸能人たちの告白を照らし合わせると、初期症状を放置した結果として重度へ進行したケースが目立ちます。
- レベル1(咀嚼筋痛障害/Ⅰ型):顎を動かす筋肉(咬筋・側頭筋)の筋肉痛。朝起きたときに顎がだるい、首や肩が異常に凝るといった初期サイン。
- レベル2(関節嚢・靭帯障害/Ⅱ型):無理な開口や打撲などで関節包や靭帯が炎症を起こした状態。顎を動かすと鋭い痛みが生じる。
- レベル3(関節円板障害/Ⅲ型):関節円板がズレる段階。口を開けるたびに「カクッ」「ポキッ」と鳴る復位性と、円板が引っかかり指2本分も開かなくなる非復位性(クローズドロック)に分かれます。
- レベル4(変形性関節症/Ⅳ型):顎の骨そのものがすり減り、変形を伴う重度状態。口を動かすと「ジャリジャリ」と音が鳴り、顔の左右非対称や噛み合わせの崩壊を引き起こします。
特にファンやメディアが注目するのが「顔の歪み(ビフォーアフター)」です。片側の顎関節や筋肉ばかりを酷使すると、下顎頭の吸収や咬筋の左右差が生じ、フェイスラインが左右非対称に見える現象が起こります。「美容整形を行ったのではないか」とネット上で噂されたタレントが、実際には重度の顎関節症による骨・筋肉の変形であったと後から明かす事例も少なくありません。