厄除けに訪れる時期として広く知られているのが、「元旦から立春の前日(節分)まで」という期間です。この慣習の背景には、かつて用いられていた旧暦(太陰太陽暦)の考え方があります。旧暦では立春が一年の始まりとされていたため、新しい年の災厄を祓う儀式として節分までに厄除けを済ませる風習が定着しました。
では、2月3日頃の節分を過ぎてしまった場合は手遅れなのでしょうか。結論から言えば、節分を過ぎても厄除けのご利益に何ら問題はありません。全国の神社や寺院の多くは、年間を通じて厄除け・厄払いの個別祈願を受け付けています。仕事や体調の都合で年始に足を運べなかった場合でも、思い立った日や自分のスケジュールに合わせて参拝することが可能です。
また、「祈祷の効果はいつまで有効なのか」という疑問も多く寄せられます。一般的に、厄除けの御札や祈祷の効力は受納した日から約1年間とされています。節分を過ぎてから祈祷を受けた場合でも、その日から1年間にわたって加護を祈念し、1年が経過した際にお礼参りとして古いお札を納めれば問題ありません。焦って無理な日程を組むよりも、心身ともに落ち着いた状態で神社仏閣へ向かうことが推奨されます。