マーブルチョコとM&Mの違いは?元祖の歴史と味の真相を徹底比較

マーブルチョコとM&Mの違いは?元祖の歴史と味の真相を徹底比較

マーブルチョコとM&Mの違いは?元祖の歴史と味の真相を徹底比較について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

ネット上の掲示板やSNSで定期的に浮上する「明治がm&m'sを真似したのではないか」というパクリ疑惑の噂ですが、製菓技術史を遡るとより広範な背景が浮かび上がります。

そもそも、中心となる素材を糖分で覆う「ドラジェ(糖衣製法)」は、古くからヨーロッパの薬用コーティングや婚礼菓子(アーモンド糖衣菓子)として確立されていた汎用技術です。この技術を粒状チョコレートに応用し、近代的な商業製品として世界で最初に大成功を収めたのは、1937年にイギリスのロウントリー社(現ネスレ)が発売した「スマーティーズ(Smarties)」でした。

実際、m&m'sの開発者フォレスト・マース氏も、スペイン内戦時に目撃した糖衣チョコ(スマーティーズの原型または類似菓子)からインスピレーションを受けたと語られています。明治製菓の技術陣も欧州視察や技術研究を通じて糖衣技術を吸収し、日本の湿潤な気候でも潮解(湿気を吸ってベタつく現象)しないよう独自の結晶化プロセスを構築しました。

つまり、単一の模倣という単純な構図ではなく、「英国スマーティーズが切り拓いた糖衣チョコの概念」を、米国マース社がミリタリー向けに強化し、日本の明治が国産ミルクチョコの品質基準に合わせて再構築したというのが歴史的実態です。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。