半蔵門線は、1978年の渋谷〜青山一丁目間の開業を皮切りに、順次路線を延伸してきた歴史を持つ。建設が行われた1970年代から1980年代にかけては、耐火性や防音性に優れたアスベスト(石綿)が建材として日本全国で大量に使用されていた時代だ。
特に駅天井の耐火被覆、機械室や変電室の防音材、配管の保温材などに吹付け石綿や石綿含有保温材が使われていた。現在では厳格な法規制が敷かれているものの、当時施工されたインフラの解体・改修時期を迎えている2026年現在、隠れていた石綿の処理が喫緊の課題として表面化している。