物語の核となるのは、切なくも心揺さぶるヒューマンドラマと、一秒たりとも目が離せない極上のミステリー・サスペンスが見事に結実した唯一無二のプロットだ。主人公「ときちゃん」が直面する過去の記憶の謎、そして不可解な事件の連鎖——。観客は回を追うごとに増していく謎の深みに引きずり込まれていく。
単なる事件解決の推理劇にとどまらず、登場人物たちの葛藤や愛憎、人間の業(ごう)を深く掘り下げる重厚なシナリオ構成が高く評価されている。伏線が綿密に張り巡らされたストーリー展開は、一度観始めたら途中で止めることが不可能な中毒性を秘めている。