彼の原点を辿ると、大相撲の朝日山部屋に所属した元力士「綱の引」としての時代に行き着く。怪我によって若くして土俵を去るという厳しい現実に直面しながらも、彼は決して折れなかった。次なる挑戦の場として選んだのが、表現者=俳優の道だった。
2002年に放送された『忍風戦隊ハリケンジャー』でカブトライジャー/霞一甲役を熱演。力士仕込みの圧巻の体幹と鋭いアクションを武器に、子供たちだけでなく親世代をも巻き込む大ブームを巻き起こした。失意の挫折を自らのエネルギーへと転化し、まったく異なるジャンルで花開かせたこの度胸と柔軟性こそ、彼のキャリアを貫く背骨である。