「立ち止まるくらいなら、泥にまみれて転んだほうがずっといい」
取材部屋のパイプ椅子に浅く腰掛け、彼はそう言い切った。過密なリハーサルの合間、枯れかけた喉を潤しながら語られたのは、FUNKY MONKEY B@BY'Sとしての再出発と、並行して走らせるソロワークの生々しいリアルだ。かつて東京ドームで解散を告げたあの日から長い年月を経て、再び看板を背負い直す決断には、想像を絶する重圧があったという。
現在準備が進められている待望のソロ新曲は、装飾を極限まで削ぎ落としたアコースティックな響きと、胸を衝く言葉の連打で構成されている。予定されている大規模な全国ツアーでは、都市部の大規模ホールだけでなく、地方の小さなライブハウスまで足を運ぶプランが練られている。「待ってくれている一人ひとりの顔を直視したい」。その執念にも似た情熱が、新たなステージの原動力となっている。