動画配信の現場でも、企業権力の暗部を追うコンテンツが異例の再生回数を叩き出している。Netflixでは財閥系コングロマリットの内幕を描く骨太なサスペンスが人気を集め、Amazon Prime Videoでは歴史ドキュメンタリーや企業買収を巡るドキュメンタリーが知的好奇心を持つ層を惹きつけて離さない。
スマートフォン一つで世界中の情報にアクセスできる時代になったからこそ、視聴者は表層的な企業広報の奥にある「生々しい資本の力学」を求め始めている。巨大企業グループが政治を動かし、社会のルールさえも自らに有利なように書き換えていくプロセスは、どんなサスペンス映画よりもスリリングな現実として受け止められているのだ。