単なる事件解決ものにとどまらないのが、本作最大の強みだ。心理的な揺さぶりをかける濃厚なサスペンス映画の要素を軸にしながら、後半にかけて怒涛のSFアクションへと変貌を遂げる重厚な二重構造を採用している。観客は、前半で散りばめられた伏線が後半で一気に回収される爽快感と、息をのむアクションシーンの連続に圧倒されることになるだろう。
視覚効果(VFX)においても、邦画の限界を易々と突破するスケール感が追求されている。実写の泥臭いリアリティと最新デジタル技術が融合した映像美は、観る者を一瞬でスクリーンの中に引きずり込む力を持つ。