テレビという装置は時として残酷だ。視聴者に一瞬で名前を刻み込むため、彼女は初期の頃、自ら極太のアイラインを引き、派手な色柄をまとい、爪を尖らせて戦場へ飛び込んでいった。それがセルフプロデュースとしての正解だったことは誰もが知っている。だが、その過剰な装飾を一枚ずつ剥がしたとき、世間は息を呑むことになった。
驚くほど端正なアーモンドアイ。すっきりと通った鼻梁。そして横顔のEラインの完璧さ。引き算のメイクを施した彼女の顔立ちは、クラシカルな日本映画の銀幕スターを思わせる気品に満ちている。記号としての派手さに隠されていた「圧倒的な素材の勝利」に、人々はようやく気付いたのだ。