トップアスリートとしての長いキャリアを語る上で欠かせないのが、身近で彼を支え、共に戦ってきた家族の存在です。
元オリンピアンの妻・渡部由梨恵さんとのアスリート婚
渡部暁斗選手は2014年、フリースタイルスキー・ハーフパイプの元日本代表である渡部由梨恵(旧姓:新井由梨恵)さんと結婚しました。由梨恵さん自身も2018年平昌五輪に出場したトップアスリートであり、過酷な体重管理や遠征生活のストレス、プレッシャーを誰よりも深く理解できる最高のパートナーです。
競技引退後の由梨恵さんは、栄養面での綿密なサポートはもちろん、メンタル面でも暁斗選手の最大の理解者として寄り添っています。オフシーズンには地元・長野県白馬村で自然に親しむ生活を共有し、張り詰めた神経をリセットできる温かな家庭環境が、選手寿命の延伸に大きく貢献しています。
弟・渡部善斗選手との「ライバルであり戦友」の関係
3歳年下の実弟・渡部善斗(わたべ よしと)選手もまた、ノルディック複合の日本代表として世界を舞台に戦い続けています。幼少期から同じ白馬のジャンプ台で育ち、早稲田大学スキー部を経て世界のトップで競い合ってきました。
個人戦ではライバルとして火花を散らす一方、2026年北京五輪の団体戦では兄弟揃って出場し、日本チーム28年ぶりとなる劇的な銅メダル獲得に大きく貢献。表彰台で抱き合う二人の姿は、多くのスキーファンに深い感動を与えました。互いに弱音を吐かず背中で語り合う兄弟の信頼関係は、日本複合チームの精神的支柱となっています。