自著『死ぬこと以外かすり傷』のタイトルの通り、リスクを恐れず修羅場に飛び込むスタイルこそが彼の真骨頂だ。しかし、家庭においてその「かすり傷」の被害を直撃で受けるのは間違いなく家族である。
夫が突然思いつきで新しいプロジェクトを立ち上げたり、過激な発言でSNSが炎上した際にも、彼女が動揺することは一切ない。「またやっているな」と客観視し、粛々と家庭の平和を維持するメンタルのタフさは驚異的だ。過ちを犯した際にも取り乱すことなく「次どうするの?」と事実だけを突きつけるという。この容赦ないまでの現実主義こそが、夫を現実世界に繋ぎ止めるアンカー(錨)の役割を果たしている。