IKÜZÖNEというプレイヤーを語る上で欠かせないのが、視覚と聴覚の双方に強烈なインパクトを残したそのスタイルです。髪の毛の右半分を赤、左半分を青に染め分けたアイコニックなヘアスタイル、そして衣装に至るまで徹底された「赤と青」のシンボルカラーは、一度見たら忘れられない強烈な個性を放っていました。
ステージで彼が構えていたのは、ESPからリリースされたシグネチャーモデル「IKUZONEベース(モアイ/IKTR)」。左右非対称の大胆なフォルムに赤と青のカラーリングが施された特注ベースから放たれる低音は、Dragon Ashの重厚なグルーヴの核となっていました。
単なる奇抜さにとどまらず、パンク、ヒップホップ、ラテン、エレクトロニックなど多彩なジャンルを融合させるバンドサウンドの中で、的確かつアグレッシブにボトムを支え続けたプレイスタイルこそが、馬場育三さんが「伝説」と称される所以です。