事件の波紋は、自動車界隈の閉じたコミュニティを越えて瞬く間に社会問題へと発展した。ABEMAをはじめとするニュース番組やネットメディアが特集を組み、違法改造車の公道暴走と近隣被害の実態を生々しく放映。スタジオではコメンテーター陣から厳しい批判が相次ぎ、一般視聴者の間にも強い拒絶反応が広がった。
ネット上の反応は苛烈を極めた。愛車を誇らしく公開していた無関係な参加者たちのアカウントまでが炎上し、ネットリンチに近いバッシングに晒される事態も発生した。正義感に駆られたネットユーザーによる「特定作業」が加速し、誤情報の拡散という二次被害も引き起こされた。
メディアが映し出したのは、単なる違法改造の問題ではない。SNSでの「いいね」や動画の再生回数を稼ぐために過激な行動へ走る承認欲求の歪み、そしてそれをコンテンツとして消費するネット社会の共犯関係そのものだった。