かつては路地裏の占いの館やテレビのバラエティ番組を中心に展開されていた占い・スピリチュアル業界が、いまや大きな構造改革の渦中にある。根拠なき精神論や過度な不安の煽り立てに対する市場の視線は厳しさを増しており、ユーザーが求めるものは「科学的検証に耐えうる論理的フレームワーク」へと一変した。
業界内部の変革を後押ししているのが、長年にわたり伝統占術の普及と健全化を担ってきた一般社団法人日本占術協会の動きだ。同協会をはじめとする専門家集団は、根拠のない怪しげな言説を排し、東洋思想の合理性を現代的に再定義する取り組みを進めている。直感や雰囲気だけに頼るスタイルは淘汰されつつあり、体系立てられた学問的知見としての占術が再評価される時代がやってきた。