彼女の人生における大きな転機の一つが、自身の不妊治療の経験を包み隠さずオープンにしたことだ。当時はまだ不妊治療について公の場で語ることがタブー視されがちだった時代において、彼女は自らの状況を「TGP(Trying to Get Pregnant=妊娠しようと頑張っている)」と表現し、ブログやメディアを通じてリアルタイムで発信した。
医療行為としての痛みに耐える姿だけでなく、期待と不安の狭間で揺れる葛藤、授かったときの感謝の想い——。その飾らない言葉は、同じ悩みを抱えながら誰にも相談できずにいた全国の多くの女性や夫婦の救いとなった。
単なる個人的な体験談にとどまらず、妊活・不妊治療への社会的理解を深めるための啓発活動やイベントへの登壇、当事者を支える情報発信を長年にわたり継続。日本における「妊活のオープン化」に果たした彼女の功績は極めて大きい。