SNSやファンの間で「遭遇できたら奇跡」「凄まじい迫力」と話題になるのが、ヘビたちの食事風景(給餌シーン)です。
哺乳類のように毎日食事を必要としない変温動物のヘビは、代謝が極めて効率的であるため、給餌の間隔は1週間から数週間に1回程度に設定されています。そのため、決まった公開給餌イベントとして大々的にアナウンスされることは基本的にありません。しかし、タイミングが合えば、飼育員が専用のトングを用いてマウスやラットをケージ内に投入する場面に出会えます。
ヘビの顎骨は中央で靭帯によって柔軟に繋がっており、自らの頭部より遥かに大きな獲物を器用に丸呑みしていきます。獲物を正確に捉えるピット器官(熱感知器官)の働き、筋肉を波打たせて食道へと送り込むプロセスは、まさに生命の根源的な力強さを物語っています。グロテスクと捉えられがちな捕食行動ですが、無駄のない機能美に満ちたその姿には、現場で思わず固唾をのんで見入ってしまう大人が続出しています。