かつての東京女学館には、系列の短期大学や女子大へそのまま進む、いわゆる「良妻賢母志向」の時代がありました。しかし、2016年の大学部閉校を経て、学校全体のカリキュラムは他大学受験進学校へと舵を切りました。
近年の進学実績において際立つのは、一般受験での国公立大学・難関私立大学への合格実績の向上と、伝統校ならではの指定校推薦枠の豊富さです。東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学をはじめとする難関国立大や、国公立・私立の医学部医学科への合格者を毎年コンスタントに輩出しています。さらに私立大学では、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)への進学者が厚いボリュームゾーンを形成しています。
特筆すべきは国際学級の出口戦略です。ネイティブ教員によるハイレベルなエッセイ指導やディベート授業を通じて培われた語学力を生かし、早慶上智の国際系学部(SFCや国際教養学部)のみならず、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの名門大学へ直接進学するルートが確立されています。「語学はお嬢様のたしなみ」という時代は完全に終わりを告げ、自立したプロフェッショナルとしてグローバル社会でキャリアを築く女性を育てる進学校へとアップデートされています。