東京都立小児総合医療センターは、国が指定する「紹介受診重点医療機関」です。地域の一般診療所(クリニック)との役割分担を明確にしており、高度な検査・手術・専門的医療を必要とする小児患者を集中的に受け入れています。
そのため、初めて同院を受診する際は、原則としてかかりつけ医が発行した「紹介状(診療情報提供書)」が必須となります。受診の流れは主に以下の2つのルートに分かれます。
- 医療機関を通じた事前予約:かかりつけの小児科医から同院の地域医療連携室へ直接連絡を入れてもらい、診察日時を確定させるルートです。予約枠の確保が最もスムーズです。
- 保護者自身による電話予約:紹介状を手元に用意した上で、同院の「予約センター(初診専用ダイヤル)」に電話をかけ、受診日時を予約するルートです。紹介状がない状態での電話予約は原則受け付けていません。
もし紹介状を持参せずに直接来院して初診を受けた場合、国の制度に基づき、健康保険の自己負担分とは別に選定療養費として7,700円(税込)が請求されます。また、紹介状がない場合は予約外扱いとなるため、当日の救急患者や予約患者の診療が優先され、数時間以上の待機を強いられるか、緊急性がないと判断された場合は近隣クリニックへの受診を案内されるケースもあります。
無駄な費用負担や待ち時間を避けるためにも、「まずは近所のかかりつけ医を受診し、必要に応じて紹介状を書いてもらう」という手順を踏むことが鉄則です。