情報収集の過程で、ネット上の不正確な噂に惑わされるケースが後を絶ちません。受験生が陥りがちな2大誤解を解き明かします。
第1の誤解は、「事前予約が取れなかったら、キャンパスに立ち入ることすらできない」という思い込みです。確かに、教室内で実施される模擬授業や学部説明会、個別相談は完全予約制が敷かれるのが通例です。しかし、キャンパス自体の立ち入りが制限されているわけではありません。大学図書館の外観見学、生協食堂の利用、キャンパスの空気感の把握、在学生が企画する屋外展示などは、予約なしでも雰囲気を確かめることが可能です。また、大学側も予約枠から漏れた受験生のために、後日アーカイブ配信やバーチャルキャンパスツアー動画を公式Web上で手厚く公開しています。
第2の誤解は、東京都の授業料無償化施策に関する適用条件です。SNSなどでは「都立大に入れば全員タダになる」といった極端な言説が独り歩きすることがありますが、現行の支援制度には「生計維持者(保護者等)が原則として都内に一定期間以上継続して住民登録を有していること」などの厳格な要件が定められています。都外から進学する生徒には私立大学と同様の減免制度や日本学生支援機構の通常枠が適用される形となるため、家庭の居住状況と適用条件の詳細は、必ず大学公式の学生支援課発信情報で確認しなければなりません。