熾烈な争奪戦を制し、無駄な出費を避けてスマートに部屋を押さえるには、明確な戦略が欠かせない。まず知っておくべきは、主要OTA(オンライン・トラベル・エージェント)と公式予約システムのメカニズムの違いだ。
多くの旅行者は、ポイント還元を目当てに楽天トラベルやじゃらんnetといった大手ポータルサイトを一心不乱に検索しがちだ。もちろんクーポンの併用などは魅力的だが、激戦区である熱海においては「在庫の割り当て」に決定的な差が生まれる。提携サイトで「空室なし」と表示されていても、公式サイト側にはまだ部屋が残っているケースが極めて多い。
最大の武器となるのが「東横INNクラブカード」の存在だ。一般の予約受付開始よりも圧倒的に早いタイミングから部屋を確保できる先行予約権利は、繁忙期の熱海攻略において絶大な威力を発揮する。加えて、10泊で1泊無料になる宿泊券の付与や、会員限定の割引価格、さらには当日スムーズに部屋へ入れるアーリーチェックイン特典など、旅のコストパフォーマンスを極限まで高める仕掛けが満載だ。
また、予約が取れなかった場合でも諦める必要はない。宿泊日の直前、特にキャンセル料が発生する直前のデッドライン(数日前から前日)にかけては、スケジュール変更に伴うキャンセル分が一気にシステム上へ放出される。このタイミングを見逃さずにチェックすることが、直前の滑り込み予約を成功させるプロの常套手段である。