大手プロモーター関係者に話を聞くと、音楽興行業界における「スタジアムライブの難しさ」と「実際の券売状況」のギャップが見えてくる。
「日産スタジアムレベルの巨大会場になると、ステージ組だけでアリーナ面積の3割近くを占めることがあります。さらにカメラ用クレーンや照明用の支柱、PAブースの配置によって、客席として使用できないデッドスペースが数百〜数千席単位で発生します。これらが『空席』と見誤られるケースは後を絶ちません」
また、直前になってステージレイアウトが決定し、急遽機材解放席として当日券が追加販売されることも一般的だ。これが「余りチケットが出ている=ガラガラ」という誤解をネット上で生む要因になっていると関係者は語る。