サブウェイが出店していた工学部2号館は、本郷キャンパスの中でも多くの研究室が集まる中核施設です。この立地環境が、店舗の存在価値をさらに高めていました。
当時の東京大学学食事情を振り返ると、中央食堂や第二食堂をはじめとする東大生協食堂は、安価でボリューム満点な丼ものや揚げ物、麺類が主力を占めていました。小鉢でサラダを追加することは可能だったものの、どうしても炭水化物と脂質に偏りがちになるという課題を抱えていたのです。
そうした環境下で、工学部2号館の1階という抜群のアクセスを誇るサブウェイは、以下のような独自のポジションを築いていました。
・テイクアウトの利便性:研究室やセミナー室への持ち込みが容易。
・細かいカスタマイズ性:パンの種類、ドレッシング、野菜の増減を選べ、体調や好みに合わせられる。
・通気性と開放感のあるイートイン:工学部2号館の吹き抜けに隣接し、ディスカッションの場としても機能。
生協食堂のヘビーなメニューとは一線を画すヘルシーな選択肢として、女子学生や留学生、教職員からも絶大な信頼を獲得していました。