東大医学部卒アナウンサーの真実|医師免許の誤解と藤本万梨乃の転身

東大医学部卒アナウンサーの真実|医師免許の誤解と藤本万梨乃の転身

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東京大学医学部には、大きく分けて2つの学科が設置されています。1つは医師を養成する6年制の「医学科」、もう1つは健康科学、医療統計、看護学、公衆衛生などを総合的に研究する4年制の「健康総合科学科」(旧・健康科学・看護学科)です。藤本アナが学び、卒業したのは後者の健康総合科学科です。

両者の制度上の相違点と進路の実態を整理すると、世間の誤解がいかに構造的な思い込みに基づいているかが明白になります。

比較項目医学部 医学科医学部 健康総合科学科(藤本アナ出身)編集部の分析・ファクト修業年限6年制(教養2年+専門4年)4年制(教養2年+専門2年)大学卒業時点で22歳であり、通常の4年制大学と同じスピードで就職。取得可能な国家資格医師国家試験 受験資格看護師・保健師(※専攻による)
※医師国家試験の資格はなし制度上、医師免許の取得は不可能。「医師を蹴った」という言説は虚構。主な学問領域臨床医学、病理学、解剖学、外科学公衆衛生学、健康情報学、疫学、看護学個別の診療ではなく「社会全体のヘルスケアと情報科学」を扱う領域。卒業後の主な進路大学病院・臨床研修医(約95%以上)大学院進学、製薬企業、シンクタンク、官公庁、マスコミ一般企業や社会科学領域への進出が多く、多様なキャリアが存在。

東京大学の学部案内およびシラバス資料によると、健康総合科学科は「人々の健康を守り、生活の質を高めるための社会システムや行動科学を研究する」学問です。藤本アナは在学中、公衆衛生や予防医学、環境保健といったマクロな視点での健康科学を学んでいました。

つまり、「医師国家試験を受験したのか」「医師免許を持っているのか」という問いに対する正確な回答は、「そもそも医師国家試験の受験資格がない学科を卒業しているため、受験もしておらず免許も保有していない」となります。この事実を知るだけでも、彼女に向けられた偏見の多くが氷解するはずです。

中村 さくら
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中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。