アトリエの壁一面に貼られたプロットとキャラクターのラフスケッチ。そこには、これまでの国内ドラマの枠組みを遥かに超えたスケールの構想が広がっていた。現在極秘裏に進められている大型実写化プロジェクトについて、本人はいたずらっぽい笑みを浮かべながら語り始めた。
「紙の上で暴れ回っていたキャラクターたちが、言語や国境を越えて生身の人間として動き出す。その瞬間の生々しさを、今回はとことん突き詰めたいんです」
映像制作チームとのディスカッションは連日深夜に及ぶという。脚本の細部から衣装の質感、カメラワークのテンポに至るまで、原作者自らが徹底的にコミットする。単なる原作提供にとどまらないその姿勢こそが、映像化作品をことごとく成功へと導いてきた原動力だ。2026年を見据えたこの一大プロジェクトは、日本のコンテンツが世界へ放つ決定打となるに違いない。