ノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)が紡ぎ出した言葉は、シュルレアリスム絵画のように抽象的でありながら、聴く者の記憶の奥底にある感情を容赦なく揺さぶります。まずは楽曲の全貌を、文脈に即した自然な日本語訳で読み解きます。
【ヴァース 1】
Slip inside the eye of your mind
Don't you know you might find
A better place to play
You said that you'd never been
But all the things that you've seen
Will slowly fade away
(心の奥深くへと潜り込んでごらん/もっと居心地のいい場所が/見つかるかもしれないだろ?/行ったことがないって君は言っていたけれど/これまでに君が見てきたすべての景色は/少しずつ色褪せて消えていくんだ)
【プリコーラス】
So I start a revolution from my bed
'Cause you said the brains I had went to my head
Step outside, summertime's in bloom
Stand up beside the fireplace
Take that look from off your face
You ain't ever gonna burn my heart out
(だから俺はベッドの中から革命を始める/お前の頭はどうかしてるって君が言ったからさ/外へ踏み出してみろよ、夏が満開に咲き誇っている/暖炉の横に立ち上がって/そんな沈んだ顔をするのはやめろよ/君が俺の情熱の炎を消し去ることなんてできやしない)
【サビ(コーラス)】
And so Sally can wait
She knows it's too late as she's walking on by
Her soul slides away
But don't look back in anger, I heard you say
(そうさ、サリーなら待つことができる/通り過ぎていく彼女は、もう手遅れだって分かっているんだ/彼女の魂が滑り落ちていく/でも「怒りを込めて過去を振り返らないで」と、君が言うのを聞いたんだ)
【ヴァース 2】
Take me to the place where you go
Where nobody knows if it's night or day
Please don't put your life in the hands
Of a rock 'n' roll band
Who'll throw it all away
(君の行く場所へ俺を連れて行ってくれ/昼なのか夜なのかも誰も知らないような場所へ/頼むから、自分の人生を預けたりしないでくれ/すべてを投げ出してしまうような/ロックンロール・バンドなんかにさ)
カタカナ発音でマスターするサビの歌唱ポイント
ライブ会場で大合唱に加わる際、英語独特の音の繋がり(リンキング)を把握しておくと格段に歌いやすくなります。現場のシンガロングで実際に響く発音の目安は以下の通りです。
「アンソー サリー キャン ウェイト」(And so Sally can wait)
「シー ノウズ イッツ トゥー レイト アズ シー ウォークス オン バイ」(She knows it's too late as she's walking on by)
「マイ ソウル スライズ アウェイ」(My soul slides away ※ノエルはライブでHerではなくMyと歌うことが多い)
「バッ ドン ルック バック イン マンガー(バックィナンガー)」(But don't look back in anger)
「アイ ハード ユー セイ」(I heard you say)
特に「Back in anger」の部分は「バック・イン・アンガー」と区切るのではなく、音が繋がって「バッキナンガー」あるいは「バックィナンガー」と発音するのが、本場の熱狂を生み出す最大のコツです。