映画監督ロバート・ゼメキスと製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ率いるアンブリン・エンターテインメント、そしてユニバーサル・ピクチャーズが世に放った『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、ハリウッド映画産業の地図を大きく塗り替えた。無駄のないプロット設計と当時の最先端特撮技術の融合は、エンターテインメント映画の最高峰として現在も称賛を浴びている。
単なるタイムトラベルのギミックに終始せず、家族の絆と人生の選択という普遍的なテーマを軸に据えたゼメキスの手腕は見事というほかない。ドクという強烈な起爆剤が物語を猛烈なスピードで前進させ、映画全体をエネルギッシュな冒険活劇へと見事に昇華させた。