ソーシャルメディアや一部のネット掲示板では、「ドジャースは若手主体の勢いあるレッズを苦手としている」という言説が散見されます。しかし、この言説には明確な数字の誤認と認知バイアスが存在します。
誤解が生じる背景には、過去のシーズンにおいてレッズの電光石火の走塁や劇的なサヨナラ勝ちのシーンがSNS上でバイラル共有され、強いインパクトを残した点があります。心理学における「利用可能性ヒューリスティック(記憶に残りやすい鮮烈な事象を頻度の高い事実だと錯覚する心理傾向)」が働いている典型例です。
実際の客観データを精査すると、ドジャースは直近3シーズンでレッズ相手に通算勝率6割以上をマークしており、決して「苦手」としているわけではありません。むしろ、レッズ戦で注意すべき本当の盲点は「リリーフ陣の四球率と盗塁許容率」です。ランナーを出さなければレッズの機動力は無力化できるため、無駄な四死球を抑えた試合ではドジャースが圧倒的な勝率を収めています。