2年間に及ぶイギリスでの指導者留学は、大野将平の価値観を大きく揺さぶったようだ。伝統と規律を重んじる日本の柔道界から一歩外へ出たことで、彼は「一人の人間としての幸福」を見つめ直す時間を得たという。現地での生活は自炊が基本で、自らスーパーマーケットに足を運ぶ日々。かつてのように周囲に支えられるトップアスリートではなく、自立した大人の男としての生活能力を身につけたことが、彼の恋愛観や結婚観にも少なからず影響を与えているはずだ。
渡英前は「柔道が恋人」と言わんばかりの禁欲的な姿勢が目立ったが、現地でのカジュアルな人間関係や、家族を最優先にするヨーロッパの文化に触れたことで、パートナーシップに対する考え方が柔軟になったと囁かれている。