プラットフォームの壁が崩壊していく未来について、業界の巨星たちも無関心ではいられない。『メタルギア』シリーズや『デス・ストランディング』で知られる世界的大ヒットメーカーの小島秀夫氏は、かねてよりストリーミングやウェブ技術による「映画とゲームと通信の融合」について言及してきた。あらゆる画面がゲーム端末化する世界において、インストールという行為自体が過去の遺物となる日は近い。
一方で、独自のハードウェア体験と厳格なプラットフォーム戦略で知られる任天堂も、Web描画技術やクラウド基盤の動向を冷徹に見極めている。専用ゲーム機ならではの没入感と、ブラウザが持つ圧倒的なアクセシビリティ。両者の境界線が曖昧になる中で、ユーザーの体験時間をどう獲得するかという争いは、かつてない次元へと突入している。