山間の天候は移ろいやすい。しかし、雨が降れば降るほど客足が伸びるという不思議な場所がある。それが、独特のネーミングで訪れる者を魅了する「雨ノ日と夕ヤケ」だ。
しっとりと濡れた木々を眺めながらいただくパウンドケーキや焼きたてのフィナンシェは、格別の味わいを持つ。雨の日に訪れるとちょっとした嬉しい仕掛けが用意されているなど、あえて悪天候すらも旅の情景として演出に取り込む仕掛けが見事だ。
厳選された北海道産バターの香ばしさと、丁寧に淹れられたドリップコーヒー。湯上がりの火照った身体をクールダウンさせながら、雨音を背景に過ごす贅沢なひとときは、新たな温泉スイーツの楽しみ方を提示している。