畳を外した流れで「自分で畳の張り替えを行いたい」と考える方も増えています。畳の手入れには「裏返し」「表替え」「新調」の3段階がありますが、DIYで対応できる範囲には限界があります。
畳表を裏返して再利用する「裏返し」や、新しいい草に張り替える「表替え」は、専用の大型針や強力なテンションをかける機械がないと、たるみやシワが発生して美しく仕上がりません。市販のゴザをタッカー(大型ホッチキス)で留める簡易的な補修であればDIYも可能ですが、耐久性や歩行感はプロの施工に大きく劣ります。
【プロの結論】自分で外して手入れできる人・業者に頼むべき人の明確な境界線
畳のメンテナンスにおいて、自己対応と専門業者への依頼を見極める明確な基準は以下の通りです。
- 自分で対応すべきケース(DIY推奨):
- 大掃除や模様替えに伴う床下の清掃・ホコリ除去
- 梅雨明けや秋口の定期的な湿気・カビ対策(室内干し・裏面天日干し)
- 床下に防虫シートや調湿木炭マットを敷き込む作業
- 畳店・専門業者に依頼すべきケース(DIY非推奨):
- 畳の上を歩くとフカフカと沈み込むような感触があり、芯材(畳床)が腐食・劣化している場合
- 畳表のささくれが酷く、本格的な「表替え」や「新調」が必要な場合(1畳あたり目安:表替え5,000〜12,000円、新調12,000〜25,000円前後)
- 昔ながらの本藁(わら)畳で1枚あたり30kg前後の重量があり、腰を痛めるリスクが高い場合