名札の簡略化が進む初期段階では、「誰が接客したのか分からなくなる」「無責任な対応が増えるのではないか」といった懸念の声が一部の利用者から上がっていた。しかし、実際に名字のみやニックネーム制を導入した企業において、接客品質の低下や利用者の不満増大といった問題はほとんど発生していない。
店舗側はレシートに印字される担当者コードやシフト表によって内部的に責任者を照会できる体制を維持しているため、業務上のトレーサビリティは何ら損なわれないからだ。むしろ、名札を盾にした理不尽な個人攻撃ができなくなったことで、感情的なカスハラ行為そのものが激減したという現場の生の声が数多く寄せられている。