電凸という名の私刑はなぜ止まらないか?企業を守る法改正と防衛策に関する疑問を分かりやすくまとめました。最新データをご覧ください。

この現象の源流をたどれば、西村博之氏が創設した「2ちゃんねる」や現在の5ちゃんねるに代表される匿名掲示板の文化に行き当たる。かつては一部のネットユーザーによる悪質な悪ふざけと見なされていた電話攻撃だが、ソーシャルメディアの台頭によってその生態系は劇的に変貌した。

現在、炎上の導火線となるのは主にX(旧Twitter)だ。滝沢ガレソ氏をはじめとする情報インフルエンサーが企業の失態や不適切発言を取り上げると、情報は瞬く間に数百万人に届く。そこへYouTubeの「物申す系」配信者が参戦し、実際に電話をかけて担当者を論破する様子を生配信・動画化することで、アクセス数と収益を稼ぎ出す。視聴者は自らも「世直し」の参加者であるかのような錯覚に陥り、電話番号を拡散して一斉突撃を仕掛けるのだ。