今日、世界中でムーブメントとなっているリアリティ番組のルーツを紐解くと、日本のバラエティ番組が残した遺伝子に行き着く。『進め!電波少年』が生み出した無人島脱出やヒッチハイクなどの過酷企画は、まさに現代のサバイバルコンテンツの先駆けであった。
しかし、現在のテレビ界を取り巻く環境は大きく変化した。コンプライアンスの遵守、演者のメンタルケア、厳格な安全基準が求められる現代において、当時の手法をそのまま再現することは実質的に不可能だ。だからこそ、あの時代だからこそ成立した奇跡的な熱量と熱狂が、伝説として語り継がれているのだ。