1週間で500球という球数制限のルールが定着した今、1人のエースが最後まで投げ抜くスタイルは完全に姿を消した。各校の監督が頭を悩ませるのが、継投策のバリエーションだ。
ここで圧倒的な威力を発揮するのが横手投げのリリーフ投手である。本格派右腕が5回まで抑えた後、6回から突如として現れる変則の横手投手。球筋が180度異なる投手がマウンドに上がると、打線の目が慣れるまでに少なくとも1〜2イニングを要する。しかも横手投げは肩や肘への負担が分散しやすく、投球テンポが速いため省エネでアウトを重ねられる。まさに現代甲子園の「勝利の方程式」に不可欠なピースだ。