長年の課題であった南北方向の交通アクセス改善に向け、大きな舵が切られている。その中核をなすのが東京地下鉄8号線延伸計画(有楽町線分岐線)だ。豊洲駅から東陽町駅を経由し、住吉駅へと繋がるこの新線構想は、単なる利便性の向上にとどまらないインパクトを地域経済にもたらしている。
これまで東西方向の移動に偏っていた交通網に強力な縦軸が加わることで、区内の移動効率は劇的に向上する。新駅周辺の不動産価値はすでに上昇基調を見せており、沿線に位置する既存の商店街や住宅地にも新たな人の流れが生まれつつある。インフラの開通を見据えた店舗の参入やリノベーション事業も活発化しており、交通網の再編が街全体の風景を塗り替えようとしている。