購入時に最も注意しなければならないのが、使用目的に応じた「強度規格」の違いだ。登山や産業用レスキューで使われるクライミングカラビナには、厳格な国際規格(UIAA規格やCE規格)の認証が義務付けられている。
これらの製品の本体には「22kN(約2.2トンに耐える計算)」といった強度が刻印されている。一方で、100円ショップやアパレルショップで販売されているファッション用のカラビナには「Not for climbing(登山使用不可)」の表記がある。キーホルダー用の製品に人の体重や重い荷物をかけると、ゲートの接合部から簡単に歪み、あっけなく弾け飛ぶ。見た目がどれほど頑丈そうに見えても、用途の境界線だけは絶対に踏み越えてはならない。