最後に考えなければならないのは、メディアの倫理である。当事者たちがそれぞれ異なる道を歩み、新しい生活を営んでいるにもかかわらず、過去のプライベートな写真をいつまでもネット上に晒し続けることは許されるのだろうか。「忘却される権利」の議論はヨーロッパを中心に進んでいるが、日本の芸能報道においては未だ発展途上だ。
アクセス数さえ稼げれば何を掲載してもいいという「クリック至上主義」が続く限り、過去の写真は形を変えてネット上に現れ続けるだろう。私たちは受け手として、そうした情報とどう距離を置くべきなのか。古い写真をクリックする指先一つにも、現代を生きる私たちのメディアリテラシーが問われている。 (出典: 水 卜 麻美 横山 裕 写真(Yahoo!ニュース))
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