しかし、彼女の道程は決して平坦なものばかりではなかった。2000年代半ば、私生活をめぐる過熱報道や人生の転機が訪れ、一度はテレビ朝日を退社。華やかな表舞台から姿を消す決断を下した。カメラの前から遠ざかった日々、彼女は家庭に入り、母として、一人の人間として自らの足元を見つめ直した。
焦りや葛藤がなかったわけではない。だが、この「テレビから離れた時間」こそが、彼女の言葉に深みと優しさを植え付けた。メディアの狂騒から離れ、生活者としての視点を養った期間が、後に奇跡的な復帰を果たすための重要な蓄えとなったのだ。